連続市民セミナー「健康長寿を考える」第9回が開催されました!
2016.09.15 FDセミナー・市民開放セミナー(旧:K³茶論)
平成28年8月9日(火)16時半から、県内9大学連続市民セミナ―「健康長寿を考える」の第9回目を開催しました。
今回は信州大学医学部附属病院から2名の講師をお迎えし、赤羽 治美看護師長から「自分らしくよりよく生きる」、丸山 貴美子看護師長から「感染症から自分と家族の身を守る」と題して講演がありました。
始めに赤羽師長は、「よりよく生きる」ために健康寿命を延ばすことが必須となること、そのうえでどのように生きるか決めるのは自分自身であることを述べました。
そこで、治療やケアのゴールを明確にし、「これからどのように過ごしていきたいか」を家族や時に医療者と話し合う「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」について紹介され、ACPは「最後の数日をどう過ごすか」決めることではなく、「残りの時間はどのくらいあるか分からないが、その時間をどのように生きたいか」決める要素であると述べました。
当日の講演はこちらからご覧いただけます。
・赤羽治美氏「自分らしくよりよく生きる」
次に感染管理認定看護師でもあられる丸山師長から、様々な感染症について説明があり、大人は免疫が高く「ただの風邪」と考えても、高齢者や小児には重篤な症状を起こす場合があり、感染症は決して「ただの風邪」ではないこと、次に食中毒菌について、生食には十分な注意が必要であると注意喚起されました。また、除菌・抗菌については、我々は常に菌と共存して生活していることから、必要以上の除菌は菌と触れる機会を減らすこととなり、結果として免疫力が低下することから、日常の掃除・洗濯や手洗い等で身の回りを清潔に保ち、感染症を予防することを心がけることを述べられました。
当日の講演はこちらからご覧いただけます。
・丸山貴美子氏「感染症から自分と家族の身を守る」
今回の講演は、信州大学松本キャンパスを主会場に他大学の会場へも遠隔配信され、45名の参加者がありました。
参加者からは、「これから先の人生に即役立つ。学んだことを実践し有意義な人生を送りたい」、「平均寿命と健康寿命の差がないようにすること、感染症について、日常無意識になっていましたが、改めて自分と家族のために注意を喚起していきたい」等の感想が寄せられました。
連続市民セミナー第10回は9月13日(火)に信州大学松本キャンパスから「病気とつき合いながら健康的に生きる」、「自分の家で最適に暮らす」と題して講演が行われました。第10回講演の模様も後日こちらのホームページからご覧いただけます。
第11回講演は10月11日(火)16時30分~18時、長野保健医療大学から「健康を支えるスポーツ」と題して開催されます。
ぜひお近くの会場でご参加ください。
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◆ 申し込み方法
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