お知らせ

連続市民セミナー第4回「温泉効用の新発見」が開催されました!

2016.02.04 FDセミナー・市民開放セミナー(旧:K³茶論) 一般 大学生 高校生 教職員

 
具体的な事例によりよく理解できた」などの声が聞かれました。
   平成28年1月12日(火)16時半から、県内9大学連続市民セミナー「健康長寿を
考える」の第4回目を開催しました。
 
   今回は、長野県看護大学の喬炎教授を講師として迎え、「温泉効用の新発見」
テーマとして講演しました。
 

   喬教授は、2006年に長野県看護大学に赴任されてから温泉の研究に携わり、温泉
成分は変化すること、効果の実証が難しいことなどから、これまで科学で温泉効用
を解析
することが進んでいなかったことについて冒頭で触れた。

   そのような中、古来より温泉が創傷治癒に用いられてきたことや、平成26年に環境
省による泉質別適応症として「切り傷、循環障害、アトピー性皮膚炎、ドライスキンに
一定の効果がある」との発表などから、褥の治癒に温泉の用を活かすことができな
かと研究を進め、実証したデータを紹介しました。

 

   温泉水をかけた傷は早く修復することを確認した実験結果を紹介し、

1.温熱効果(皮膚の中の毛細血管が拡張して血流が拡張する)、
2.温泉成分の被膜の保温・保湿効果(湿潤療法)を挙げました。
   加えて、湯温は42℃、入浴回数は週1回より週3回の方が効果があったことを述べまし
た。 


   講演中には県内各地の温泉(駒ヶ根早太郎温泉、蓼科三室温泉、箕輪温泉、
松代温泉、昼神温泉)の泉質の紹介があり、出席者からは「身近な温泉にこのような
効用があったことを知らなかった」「温泉は体に良いとは思っていたが、褥瘡治療に効果
がある等、具体的な事例によりよく理解できた」などの声が聞かれました。

 

 

   今回のセミナーは、長野県看護大学をメイン会場に、信州大学(松本キャンパ
ス・教育
学部・工学部・農学部・繊維学部)、佐久大学、諏訪東京理科大学、
泉女学院大学、長野大学、松本歯科大学、松本大学へ遠隔配信され,あわ
71名の参加がありました。


こちらから当日の講演がご覧いただけます

当日の講演は こちら

 

 

   連続市民セミナー第5回目は2016年4月12日(火)16:30-18:00、信州大学

木村 貞治教授を講師として迎え、「健康寿命の延伸と運動習慣」と題し開催します。

 
   まだお申込みでない方はぜひ下記フォーム、またはお電話にてお申込みください。
多数のご参加をお待ちしております。

◆    申込方法

 高等教育コンソーシアム信州の 申し込みフォーム よりお申込みください。

 お電話・FAXでもお申込みいただけます。

 TEL:0263-37-2427(受付時間:平日8:30~17:00)

 FAX:0263-36-3044

 

ポスターは こちら

 

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