連続市民セミナー第7回「噛むこと・飲み込むこと・ 食べること-食べる障害への支援-」が開催されました!
2016.06.30 FDセミナー・市民開放セミナー(旧:K³茶論)
平成28年6月14日(火)16時半から、県内9大学連続市民セミナ―「健康長寿を考える」の第7回目を開催しました。
今回は松本歯科大学の蓜島 弘之准教授(摂食機能リハビリテーションセンター長)を講師として迎え、「噛むこと・飲み込むこと・食べること-食べる障害への支援-」をテーマとして講演しました。
蓜島准教授は、始めに食道にうまく食物を飲み込めない映像を紹介し、摂食・嚥下障害について症状、主な原因を具体的に説明されました。
次に予後に関するデータを用いて、口腔内の汚れが誤嚥性肺炎の発症に関連すること、口腔ケアの実施によって、誤嚥性肺炎による発熱を減少させること、また、誤嚥性肺炎に限らず、各疾患においても口腔ケアの実施は予後の経過に非常に効果があることを述べられました。
加齢による口腔、のどの筋肉等の老化による原因も摂食・嚥下障害の発症につながる原因となることが大きいことに触れられ、予防の概念から、年をとる前に食べる機能の筋力を高めることが重要だとし、嚥下障害を生じにくくするいくつかの筋肉トレーニングを紹介していただきました。
参加者からは「口腔ケアの大切さが良くわかりました。嚥下障害にならないための筋トレもしたいと思いました。」、「嚥下障害について考えたことがなかったので、このような機会で学ぶことができて良かったです。」との声が寄せられました。
今回のセミナーは松本歯科大学をメイン会場に、信州大学(松本キャンパス・教育学部・工学部・農学部・繊維学部)、佐久大学、諏訪東京理科大学、清泉女学院大学、長野大学、へ遠隔配信され、あわせて49名の参加がありました。
こちらから当日の講演がご覧いただけます
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当日の講演は こちら
連続市民セミナー第8回目は7月12日(火)16:30~18:00、
松本歯科大学 増田 裕次教授を講師として迎え、「噛むことで健康に-食育を地域に広める-」と題して開催します。
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