GPフォーラム「Good Practice in NAGANO 2009~質の高い人材の育成を目指して~」が開催されました。
2009.02.27 セミナー・フォーラム・シンポジウム
2009年2月20日(金)午後1時より、松本東急インにおいて、GPフォーラム「Good Practice in NAGANO 2009~質の高い人材の育成を目指して~」が開催されました。
雪や雨による交通機関への影響が心配されましたが、県内外の高等教育機関、企業、自治体などから100名を超える方の参加がありました。
基調講演では、立命館大学共通教育推進機構教授、キャリア教育センター長、加藤敏明先生による『キャリア教育から産学連携教育へ』をテーマにご講演をいただきました。
日米のキャリア教育の比較、産学連携教育の今日的課題、立命館大学における産学連携教育の取組について、非常に明解で、参加者からは、「歯切れのよい話し方で聞きやすかった」「キャリア教育の経緯と展望が分かってよかった」「実際の活動を踏まえての講演で、説得力があった」といった感想がありました。
高等教育コンソーシアム信州加盟大学のGP取組紹介では、松本大学、長野大学、信州大学工学部、信州大学農学部より発表が行われました。各大学の取組は、下記のとおりです。
大学ごとに取組は異なるものの、学生たちが地域の特色を生かし、地元企業と連携しながらプログラムに取り組む様子を、担当教員がスクリーンで解説しました。参加者からは、「産学、地域との連携ができ、地方の良さを感じた」(松本大学の取組に対して)といった声や、長野大学の取組には、「どの様な効果が出るか期待したい」という声もありました。また、信州大学工学部、農学部の取組については、インターン・シップの実際的内容を評価する声が聞かれました。
今回、初めて高等教育コンソーシアム信州主催のフォーラムを開催しましたが、今後の活動についてさまざまなご意見、ご感想をいただきました。高等教育コンソーシアム信州が地域においてどんな活動ができるのか、今回ご参加いただいた方の意見を参考にしながら、さらに地域貢献、高等教育の向上に努めていきたいと思います。
<各大学のGP取組内容>
松本大学(発表者:松本大学総合経営学部 林 昌孝 教授)
文部科学省『新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム(平成20年度採択)』
若者の地元定着につなげる地域活動の支援
~地域まるごとキャンパス「地域づくり考房『ゆめ』」の実践~
長野大学(発表者:長野大学環境ツーリズム学部 高橋 一秋 准教授)
文部科学省『質の高い大学教育推進プログラム(平成20年度採択)』
森の生態系サービスの活用を学ぶ環境教育
~地域社会と共に学ぶ森の恵みクリエイター養成カリキュラムの展開~
信州大学工学部(発表者:信州大学工学部 遠藤 恒雄 教授)
文部科学省『産学連携による実践型人材育成事業
~長期インターン・シッププログラムの開発~(平成17年度採択)』
創業マインドの継承による高度人材育成~The Prefecture is our Campus:
地域特性「創業マインド」志向の地元企業との連携による高度人材育成プロジェクト~
信州大学農学部(発表者:信州大学農学研究科産学連携教育GPアドバイサー 川合 正紀 教育特任教授)
文部科学省『産学連携による実践型人材育成事業
~長期インターン・シッププログラムの開発~(平成18年度採択)』
長寿、長野を支える機能性食品の開発人材養成~地元企業と連携した高度専門技術と経営感覚の統合教育~
高等教育コンソーシアム信州 立命館大学
小宮山 会長 加藤 敏明 先生
基調講演の様子
松本大学 長野大学
信州大学工学部 信州大学農学部