長野大学
長野大学は、1966年に塩田町(現上田市)から設置費用全額出資により設置し、運営は学校法人で行う「公設民営方式」により設立され、2017年4月に上田市が設立する公立大学法人長野大学として開学いたしました。
公立大学としての目標として、地域の未来を構想し、創造する「高度創造・デザイン社会」の創出を目標に掲げた「長野大学ビジョン」を策定し、「教育」、「研究」、「地域貢献」、「国際交流」、「大学運営」の5つの柱のビジョン実現に向けた方針を「グランドデザイン」、具体的な取り組みを「アクションプラン」として設定しています。
本学は、この大学ビジョンのもと、古代から現代までの深い歴史と進取の気性をもち、世界ともつながってきた信州上田の地で、豊かな自然環境と多様な人々の資源を生かした、世界につながる教育・研究を創造・デザインし実践力をもつ若い力が躍進する地域の「知の拠点」を創ります。
学長挨拶
高等教育コンソーシアム信州の役割と意義
高等教育コンソーシアム信州の活動は、地域における高等教育機関が集まり、連携することにより、より効果的に地域の様々な暮らし・産業、そしてそれを支える人材育成に貢献することを狙いとしています。
その一方、18歳人口が予想より速いスピードで減少しています。それぞれの大学は、これからどうやったら生き残れるか、真剣に考え対策を講じて行かなければなりません。それは容易なことではありません。自大学だけで何とかしようとすることには限界があります。地域の高等教育機関として存在し続けるためには、まずは大学間連携が必須となります。その連携も今までは、比較的弱い連携でも良かったのですが、これからはもっと密接な連携が必要となってきます。大学経営としては、より少ない教員で、質の高い教育を提供することが求められます。連携で効果を高めるためには、自大学における教育の特徴を明確にし強いところは伸ばし、やや弱い部分については、他大学からの助けを借りていくような戦略が必要となります。高等教育コンソーシアム信州では、参加大学の特徴ある教育プログラムを比較検討し、それぞれの大学がどのように他大学との連携によって教育プログラムの質を高めていくべきか、議論できる場所にしていく必要があると考えます。
高等教育コンソーシアム信州は、それぞれの大学が連携し発展するために、より戦略的な運営が求められます。そして高等教育機関の発展は、さらなる地域貢献に繋がるものと考えます。
TEL.0268-39-0001(代表) http://www.nagano.ac.jp/