在学生・卒業生の話
プロフィール
- 佐久大学
- 2011年度卒業
- 看護学科
- 看護師
佐久大学では"寄り添う看護"を学びました。
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患者さんとの出会いはすべて覚えていますが、特に印象的だったのは消化器疾患の手術前のため水を飲めなかったある患者さんのことです。私が術後に水道水を汲んで持っていくと「もっと美味しい水が飲みたいね」と呟いていました。そこでリハビリも兼ねて自販機に飲み物を買いにいくことを提案すると「まだ痛くてダメだ」と断られてしまいました。しかしどうしても気になったので業務後、様子を伺ってみると「痛みもよくなったから一緒に買いに行こう」と応えてくださいました。その後、私の名前を覚えていて下さり、退院するときには涙を流しながら「一番お世話になったからね」と感謝の言葉を頂きました。
佐久大学ではこの“寄り添う看護”を学びました。
患者さんは自分のためにしてくれることを敏感に感じ取り、看護師をよく見ています。私はまだまだ未熟ですが、信州での学びを忘れずに頼られる看護師になることが目標です。